
「大麻はゲートウェイドラッグ(入口の薬物)ってよく言われると思う。俺らは絶対違うみたいな感じだったですけど、結局みんなハードドラッグに行くようになりましたね」
厚生労働省の2024年のデータによれば、大麻事犯の「初犯者」率は 72.9%。一方で覚醒剤ではここ10年、およそ3人に2人が「再犯者」です。「大麻だけなら」と考えて乱用をはじめ、Cさんのように次第にエスカレートするケースは決して珍しくありません。
「天職だ」と思った売人稼業
売人としてのCさんは、先輩たちよりも多く売ることができ、周りから「お前すごいな」と称賛を集めました。初めて自分に自信を持つことができた経験でした。

「部活もやったことなかったし、勉強もできないし運動もできなくて、自分で自分を誇れるようなところもなくて。自信もなかったんですけど、金を稼げるようになって、友達とか周りの先輩からもなんか慕われるようになって」
「初めて認められたような感じがして、めちゃめちゃ嬉しかったのを覚えてます」
「天職だ」と思い込んだ売人稼業。Cさんはある日、薬一本でやっていくと決め、真っ当な仕事関連の連絡先を全て消去。2年続けていた仕事を「飛んで」しまいました。














