商売繁盛の神様、えびす神社の総本社、兵庫県の西宮神社で、参拝一番乗りを目指す恒例の「福男選び」が行われました。

 日の出前の西宮神社。スタート地点となる門の前には約6500人が集まりました。

 「周りの人がこけてくれることを祈ってます」
 「けがだけしないように全力で楽しんでゴールしたい」

 そして迎えた午前6時。開門と同時に抽選で選ばれた108人を先頭に、全員が一斉にスタート。

 江戸時代に始まったとされる西宮神社の「福男選び」は毎年1月10日に行われる神事で、本殿までの230mの参道を駆け抜け、1番から3番までがその年の福男に選ばれます。中には途中で手を洗う几帳面な人もいました。

 福男選びは序盤からトップに立った男性がそのままゴールかと思われましたが、転倒した隙をついて同志社大学4年生の豊川哲平さん(22)が一番福をつかみました。

 実は豊川さんもスタート直後に転倒していましたが、高校時代に野球で培った俊足を生かして大逆転での1番福でした。

 (一番福 豊川哲平さん)「最初こけて。実はひざをけがしていて、血が出ています。今年から就職なので、いいスタートが切れるように頑張って行きたい」

 二番福と三番福を手にした澤井歩さん(21)と赤松大樹さん(22)もともに大学生で、3人には参拝者から大きな声援が送られました。

 (参拝者)「今年も福男からいい縁をいただいて、いい年にしたい」

 そろって鏡開きを行った3人は、参拝者に酒を振る舞うなどしてさっそく福を授けていました。