福井県内にある関西電力の原子力発電所の運転差し止めを求めた裁判で、原告側は8日、請求を棄却した大津地裁の判決を不服として控訴しました。

 滋賀県の住民らは2013年、「若狭湾沿岸には原発が集中し、自然災害で過酷な事故が起これば福島第一原発事故を上回る被害が出る」など主張。

 関西電力が福井県で運転している美浜・大飯・高浜の3つの原発全ての運転差し止めを求めて提訴していました。

 12年にわたる裁判では口頭弁論が43回行われ、大津地裁は去年12月の判決で、福島第一原発事故後に定められた基準にしたがって、関電が各原発の地盤の安定性などを評価したことに不合理な点はなく、「各原発の安全性に欠ける点があるとは認められない」などとして、原告側の請求を棄却しました。

 判決をうけ関西電力は「当社の主張を裁判所にご理解いただいた結果である」などとコメント。

 いっぽう原告側は大津地裁の判決を不服として今月8日、大阪高裁に控訴したということです。