攻撃の「建前」と透けて見えるホンネの“石油利権”

 ベネズエラでは長年混乱が続き、国連の統計によれば、国民の4人に1人にあたる790万人もの人々が避難を強いられ、安全を求めて国境を越えているという深刻な事実があります。

 なぜ、アメリカは攻撃に踏み切ったのでしょうか。同志社大学大学院の三牧聖子教授によると、アメリカ側が主張する建前は「麻薬の流入阻止」です。

 ベネズエラから流入する大量の麻薬をアメリカへの攻撃とみなしその反撃であるとしています。麻薬取締りはアメリカ世論の支持を得やすいためこの理由が掲げられたとみられます。

 一方で、真の目的は「石油の利権掌握」ではないかとの指摘もあります。ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇っていて、さらなる石油利権を手に入れ、同時に親中・親露政権を転覆させたいという狙いが見え隠れしています。