“超”異例のスピード政策 記者が感じた“常軌を逸した”雰囲気

5月21日、就任直後の小泉氏は自身を“コメ担当大臣”と位置づけ、怒濤のコメ政策に舵を切り始めた。

翌日からテレビ出演、現場視察も精力的に行った。小泉氏の登庁・退庁時はほぼ毎日会見がセッティングされ、コメに関して何かしら発信。その発言の一挙手一投足に記者らは踊らされることとなった。

「5キロ2000円程度」「6月頭には店頭に並べられる」とまさに小泉氏らしいキャッチーな言葉を会見で並べ、予定されていた備蓄米の入札は中止。スーパーなどへ直接売り渡す「随意契約」での放出に切り替え、“超異例のスピード感”でコメ政策を推し進めていった。

そして、省内でも“ある変化”を目撃することに。

就任した翌週の5月26日、省内に事務次官をトップとする“コメ対策強化チーム”を急きょ立ち上げた。地方農政局を含めると500人規模となり、地域ごとの店頭価格調査や随意契約の申請業務補助などの作業が行われていたのだ。まさにコメに対し、常軌を逸した雰囲気が漂っていた。