コメ政策に注目が集まる中・・・大臣から飛び出した“前代未聞”の大失言
2024年11月の第2次石破内閣で入閣。農林族の代表格で、農水大臣としては2度目の登板だったため、省内からは少し雰囲気が変わるのではないかとの声が聞こえていた。
就任直後の会見で江藤氏は「今の値段が高くても仕方がないのだと、高くても当たり前なのだと言うつもりはありませんが、ただ今回のことによって、農業の現場では一息ついたという声も、多々あるということ」と語っていたが、後に国民感情を逆なでする問題発言をすることとなる。
2025年に入ると、官邸では“下がらないコメ価格”を受けて、とうとう「備蓄米の放出」を検討する動きがちらつき始めていた。
農水省幹部は当時の様子について「価格を抑えるためという理由では出したくなかったが、官邸からの圧力がすごかった」と振り返る。

2月中旬、備蓄米21万トンをようやく放出することを表明。コメ価格高騰の要因について当時、農水省は「流通の目詰まりだ」と繰り返し強調し続けた。
“市場に安価なコメが出回れば品薄感は和らぎ、コメ価格は落ち着く――”
どこか期待と安堵が入り交じる空気が省内に広がっていた。しかし、それはすぐに裏切られることとなる。
放出を表明してから2か月経った4月になっても、スーパーなどの小売や飲食店にたどり着いたのは全体の2%=4179トンだった。
省内からは「通常の取引と異なり調整に時間を要している」「これまでやったことないことが最初からスムーズには進まない」と、不満にも似た声が飛び交っていた。

そんな“コメ政策”に対し、国民の注目度が高まっていた最中だった。
5月18日。江藤氏から「コメは買ったことがない。売るほどある」と、前代未聞の失言が飛び出したのだ。この直後、農水省幹部は「なぜあんな発言に至ったのか、勘弁してほしい」と頭を抱えていた。
石破前総理はいったんは江藤氏を続投させる考えを示したが、野党の攻勢を受け、失言からわずか4日で更迭に追い込まれた。
そして、この状況を挽回すべく、石破前総理が国会で「米価は3000円台でなければならない」と言及。そのピンチヒッターとして登板することとなったのが、小泉進次郎氏だった。














