「上告断念」石破氏が決断 やっと開いた開示への扉
事態が一転したのは、2025年1月です。想定外の司法判断が下されました。

朝日新聞の見出し(2025年1月31日付)
「存否も答えぬ国に『違法』」
「森友『不開示』取り消し」
大阪高裁が、国の不開示決定を違法と認定したのです。
国の逆転敗訴から1週間後、関係する閣僚が官邸に招集されました。国は上告するのか、それとも…。石破総理は決断を迫られます。

膳場貴子キャスター
「あの時、石破さんはまず何と口火を切ったというか、最初に何をおっしゃったんでしょうか」
石破茂 前総理大臣
「『真実というものを明らかにする努力、それは行政としてやんなきゃいけないと私は思う』と申し上げた」
上告断念。その石破総理の方針に、閣僚から異論は出なかったといいます。
石破茂 前総理大臣
「国の責務というものを偽りなくやるんだという思いで、職務に邁進して自らの命を絶った赤木さん。そして本当にその人を支えてきた奥さん、その思いって大事じゃないのかと」
雅子さんが求め続けた文書開示への扉が、やっと開いたのです。

















