日本初の女性総理となった高市早苗氏。分厚かった政界のガラスの天井にどう挑んだのでしょうか。総理の座を目指してきた4人の女性たち。その波瀾万丈の政治家人生を追いました。
総理を目指した女性たち 始まりは1993年

高市早苗。1961年、奈良県生まれ。高校時代のあだ名は“こって牛”。
西日本の方言で「力強い牛」を意味し、どっしりと構え何事にも粘り強く取り組む姿をいうそうです。まさに粘りでつかんだ日本初の女性総理の椅子でした。
始まりは1993年の衆院選。

自民党 野田聖子氏(初当選・1993年)
「必ず皆さんの望むような政治に変わっていくと思います」
自民党からは野田聖子氏が初当選。

新党ブームに乗って衆院選初当選の小池百合子氏。そして、無所属ながら地元・奈良でトップで初当選を決めた高市早苗氏。

無所属 高市早苗氏(初当選・1993年)
「(Q.当選後、各会派から誘いはあった?)今入ってくれれば選挙の追加公認料ということで、おいくらぐらいご用意できますよとか」
当時はまだ女性議員は数えるほど。衆議院全体でも14人しかいませんでした。

















