■ミラノ・コルティナオリンピック™ スノーボード男子ハーフパイプ決勝(日本時間14日、リビーニョ)
男子ハーフパイプの決勝が行われ、2022年北京五輪金メダリストの平野歩夢(27、TOKIOインカラミ)は連覇と4大会連続メダルは逃したが、2回目で大技・4回転半をメイクするなど大健闘し、7位入賞となった。3大会連続五輪出場の戸塚優斗(24、ヨネックス)が悲願の金メダルを獲得、初出場の山田琉聖(19、専門学校JWSC)が銅メダルに輝き、日本勢がW表彰台を達成した。
骨折を抱えながら出場した平野は、1本目から転倒者が続出する中、6番目にドロップイン。3回転半からのダブルコーク1440(4回転)と順調に決めた。しかし3本目のトリックで大技・ダブルコーク1620(4回転半)に挑戦したが転倒、27.50点だった。しかし2回目に、1回目で転倒した大技・4回転半を決め、フルメイク。86.50点をマークした。3回目は転倒で、4大会連続のメダルはならなかったが、堂々の滑りを見せた。
競技後、平野は「本当にすごく白熱した戦いで、無事生きて帰って来れてよかったなっていう本当それだけですね」と心境を吐露。「やっぱりいろいろな感情だったりとか怪我したこととかある程度頭から消し去らないと、ここまでのトリックに取り組めないようなそれぐらい自分も、今まで出したことないようなそういうリスクをかけていかなきゃなかったんで、思い切って本当は生きるか死ぬかの戦いみたいな気持ちは持って滑りました」と振り返った。
冬季五輪史上初の4大会連続メダルと連覇は逃したが、「1本目で転倒があったりとかあったので、悔しさは残るんですけど今まで歩んできたものは、またゼロから積み上げていければ」と前を向いた。
平野は、1月17日にスイスで行われたW杯で激しく転倒し、骨盤を骨折する大怪我を負いながらも、帰国後にリハビリに励み、イタリア入り。「痛みもまだある状態」と話していたが、予選も2本滑り切り、競技後には「本番この2本だけ痛み出ても、何とか通過しなきゃいけないというハイレベルな予選の状況だったので、それなりに痛みも覚悟しながら、体とも戦いながら自分とも戦いながら。決勝で自分のベストを尽くせれば」と話していた。
平野は、2014年ソチ大会で五輪初出場を果たすと、史上最年少(当時15歳)で初メダルを獲得。2018年平昌大会では2大会連続銀メダルに輝き、前回大会の北京大会では五輪史上初となる大技「トリプルコーク1440」を成功させ、悲願の金メダルを勝ち取った。
スノーボードハーフパイプは、半筒状のコースで5〜6回繰り出される空中での技を、審判員が演技全体の印象で採点する。得点は技の“完成度”・“難易度”・“高さ”・“独創性”の観点から決められる。6人の審判が100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた平均点で競う。

















