小山はパリ五輪後の前回よりも余裕の感じられる調整
小山は24年のパリ五輪(23位)に続いて、世界陸上にも出場。順位はパリ五輪と同じ23位で悔しさを感じているが、レース内容は「パリでは20km手前で後れてしまいましたが、東京世界陸上は30kmまで先頭集団で走ることができました。世界陸上に向けてスピードや、暑さ対策をしたことは良い経験になった」と成長も感じられた。
ニューイヤー駅伝では、前回は2区区間7位で9位から5位に順位を上げたが、今回は「アンカーも一度走ってみたいですし、任された区間を確実に走りたいと思っていますが、2区になったら最低でも区間3位以内」を自身に課す。春に5000mと10000mのレースにも出場し、スピードを出すことに一度取り組んだことが良かったという。「スピードの余力が出て、それが冬になって効いてきました」。12月第1週の甲佐10マイル(約16km)は、2年連続で2位だったが、タイムは46分06秒と前年より19秒アップした。
「世界陸上後は上手く疲労を取ることができて、パリ五輪の後より順調に調整できています。ストレスなく練習ができて、気持ちの面でも余裕があります。今回も2区なら、前回集団から離れてしまった残り6kmで、踏ん張りたいですね」。
3年前の2連勝時に小山は、当時最長区間だった4区(22.4km)で区間3位、チームをトップに浮上させた。その走りを、2年前から新しくなった最長区間でも再現させるつもりだ。

















