兵庫県西宮市に本社があり、“布亀の救急箱”で知られる「布亀」。配達先の訪問販売で認知症の高齢者らと契約を結んでいたということで、去年9月までの6か月間、訪問販売に関する業務の一部を停止するよう消費者庁から命じられていました。

 しかし、布亀で業務停止命令の期間中に訪問販売をするよう強いられていたとの訴えがあがっています。訪問販売員をしていた女性が12月26日に賠償を求めて大阪地裁に提訴する方針です。

 会社で何が起こっていたのか。どのようないきさつで現在の状況に至ったのか。取材した担当記者が解説します。

解説:森亮介(MBS記者/前大阪行政キャップ/これまで万博や京アニ事件、実父から性的暴行を受けた女性などを取材)