「夜光雲」とは?

夜光雲は、夜明け前や日没後に発生する珍しい雲です。地上から80~85キロメートルの「中間圏」で発生し、地球上で最も高い大気に浮かびます。

わたしたちが普段見る雲は、大気中の水蒸気が水や氷の粒つぶになったものが集まってできていて、地上から約10キロメートルまでの間の「対流圏」で発生するものです。一方、夜光雲は対流圏よりも約40キロメートルも高い中間圏で生成される氷の粒などに太陽の光があたることにより発生し、神秘的な輝きを放ちます。

2018年(宮崎県)

夜光雲ができる主な条件は大気中に水蒸気があることと、中間圏がマイナス120℃と極めて寒い環境であること。中間圏の大気は地上が暑い時期に冷える特徴があり、北半球では5月下旬~8月、南半球では11月~1月に夜光雲が観測されやすくなります。

夜光雲は、ロケットの打ち上げによって発生することもあります。ロケットから出た大量のガスやチリが核となり、氷の粒となって雲になると見られます。2018年に鹿児島から小型ロケットが打ち上げられた際に、各地で撮影されていました。