日銀0.75%に利上げ 円安変わらず
日比麻音子キャスター:
日銀が政策金利を0.5%から0.75%に引き上げることを決めました。今後どのような影響が出てくるでしょうか。

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
今回の利上げは予測通りなので、これでマーケットが大騒ぎするということはないでしょう。
私たちに身近なところでいうと、短期金利を上げたので、おそらく近いうちに「変動金利型」の住宅ローンは上がっていくと思います。
一方、長期金利も一時2%を超え、26年4か月ぶりの高水準になりました。こちらはむしろ「固定金利型」住宅ローンに反映してきます。
利上げは予測通りでしたので円安水準に変わりはありませんが、今回、金利を上げなかったら、もっと円安が続き、結果的に合わさって物価高が続くはずなので、(利上げで)それを若干とどめたことになりました。
もちろんこれで円安が円高方向に振れたり、物価上昇が一発で止まったりするということはほぼありませんが、「(利上げを)やっていなければブレーキがかからなかった」という意味にとらえた方がいいと思います。長期的にみて必要だったのだろうと思います。
==========
<プロフィール>
堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BSーTBS「報道1930」ニュース解説














