静岡県掛川市内の雑居ビルやコンビニエンスストアのトイレに小型カメラを設置したなどとして、静岡県警は県西部の警察署に勤務する警察官を停職処分にしたと発表しました。

停職3か月の懲戒処分を受けたのは、犯行当時、掛川警察署で地域課に勤務していた30代の男性巡査部長です。

県警監察課によりますと男性巡査部長は2024年1月11日に掛川市内の雑居ビル内のトイレに小型カメラを設置したほか、同年4月8日に掛川市内のコンビニのトイレに小型カメラを設置し、男女2人の姿を盗撮したということです。

また、2025年3月18日には掛川警察署3階の女子トイレに侵入した疑いがもたれています。

女子トイレに侵入した目的は生理用品を物色するためだったとみられています。

男性巡査部長は県警監察課の調べに対し「日々の生活のストレスとか、性的な興味から身勝手な犯行をしてしまった。たくさんの人に迷惑をかけた」と容疑を認めていて、11月28日付で書類送検されているということです。

男性巡査部長は12月18付で依願退職しています。

これで2025年の県警の懲戒処分は10人目となり、過去10年で最多だということです。

県警の佐藤弘道警務部長は「再発防止を徹底し、県民の皆様からの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。