豊中市の『おこめ券』“経費率20%”は高い?

 家計への主な物価高対策の1つが「重点支援地方交付金の拡充」。具体的な支援内容は各自治体が決定しますが、国が“推奨メニュー”を提示していて、その1つが現在物議を醸している「おこめ券」です。

 豊中市では、「おこめ券」に計11.2億円の経費がかかっていますが、そのうち市民が使えるのは8.8億円分。つまり、経費率は20%にものぼるのです<(11.2億円-8.8億円)÷11.2億円>。

 ―――「経費率20%」は高いのでしょうか?

 松井一郎氏「高いですね。私が市長だったら『おこめ券』は選ばない。プレミアム付商品券でいきますね」

 ―――地方の首長から「農水大臣に屈しない」といった発言も出ています。

 松井一郎氏「小泉元農水大臣は農協改革を前面に打ち出しましたが、今の大臣は方向性をガラッと変更しました。JAなどと近い関係にあるのでは」