<四国地区><九州地区>県立高知農業(高知)・県立長崎西(長崎)

 四国地区では、4県の中から21世枠の選考基準に照らし合わせて、香川中央(香川)と高知農業(高知)を選出。その中で、令和3年度に新入部員が「0」という状態から、学校の魅力発信や地元少年野球との継続的交流、未就学児への「やきゅう体験プロジェクト」などの野球の普及活動への積極的な取り組みを行うことで困難な状況を克服、さらには指導者と部員が一体となって創意工夫を凝らした練習を重ねて飛躍的な成長をとげて、この秋の高知県大会準々決勝では優勝した明徳義塾とタイブレークにもつれ込む接戦を演じた実績が全国のモデル校として相応しいと評価されて高知農業が候補校に選ばれました。

 九州地区では、九州各県の候補校の中から各校の推薦理由を精査して長崎西(長崎)と徳之島(鹿児島)の2校を選出。その上で、県内トップの進学校、さらには全国で2校ずつしか指定されていない文理融合基準枠、科学技術人材育成重点枠の「スーパーサイエンスハイスクール」として高いレベルでの文武両道を実現している点、公立の進学校という練習時間への制約がある中で、生徒自らが発案した「アプリ」を駆使して情報を共有し野球への理解を深めることで、九州大会でベスト8入りを果たした実績、さらには、(長崎の)爆心地に近い学校から平和への願いが込められた校歌「平和の鐘」を全国に届けたいという想いが受け止められて長崎西高校が選出されました。