“もうひとつの戦後” の哀しみが歌に

劣悪な環境下で、幼子を含む多くの命が失われました。

上間静さん(97)
「食べ物は何もない生活。マラリアが流行して、1日に13人くらい亡くなりましたね…」

収容所で犠牲になった正確な人数は今も分からないままです。しかし、その手がかりが残されていることが分かりました。

収容所での哀しみを歌った「大浦崎哀歌」。この歌の歌詞に、犠牲者の数が刻まれていました。上間静さんが歌を覚えていました。

♪ うらみは深し 四百の 魂はねむる 大浦に ヨイヤナー 今日も降る降る涙雨
大浦崎 涙雨 チョイト忘れまい