出汁→うまみ→減塩?

そこで誕生したワードが「だし活」。出汁のうまみで “おいしく減塩” する活動を指します。

ではいったい、どれほどの減塩になるのでしょうか。

向かったのは、西区田崎にある、「削りぶしのやまいち」。店内には、自社製造の削り節を始め、昆布やシイタケなど、多彩な出汁の材料が並ぶ、出汁専門店です。

代表を務める林豊子さん。

ここでも月に2回、教室が開かれています。

代表 林豊子さん「初回から満席ですね。それだけみなさん興味をもってくださっている」

熊本県内のみならず、全国から出張出汁教室の依頼が入るほど人気です。

そんな「出汁の専門家」に、減塩効果について尋ねると…

林豊子さん「大体ご家庭のお味噌汁の塩分濃度は大体1%」

これを重さに換算すると、味噌汁1杯分で、約2gの塩分量です。

WHOが推奨する「1日5g未満」を基準にすると、1食でかなりの量です。

林豊子さん「0.4%いかないんですけど、みなさんおいしいとおっしゃいます」

味噌汁1杯あたりだと塩分量0.8g。なんと1.2gもの減塩に!

「出汁をきちんと取る」ことで 「おいしく減塩」。これこそが出汁の魅力です。