「あんたが殺したんだよ」

「水谷先生、あんたが殺したんだよ。
水谷先生いいか、シンナー、覚醒剤、大麻、処方薬、市販薬、薬物・ドラッグをやめられないのは依存症という病気だ。
あんたは病気を愛の力でサポートした。

病気が、愛や罰の力で救えるのか。

目の前の子が42度の熱を出したとき、俺の愛の力で救ってやる、抱きしめたら熱が下がるか?
目の前の子が胃痙攣で痛い痛いと騒いでいる時、お前の根性たるんでるから胃痙攣を起こしたんじゃ、ひっぱたいたら胃痙攣が治るか?

そうじゃないだろう。
病気は専門病院の専門医師の力で治すものだ。」

目からウロコが落ちる思いだった。

薬物、英語でドラッグと言います。これはたった二つの言葉で簡単に説明できる。