次男が生まれた日のことを鮮明に覚えている その息子が...
市原さんが暮らすのは、岡山県備前市三石地区。市原さんは、「コンビニもスーパーもない小さな町」だと言います。
地区の子供は1学年で50人ほど。子供たちは、保育園に入ると中学校を卒業するまでほとんどが顔見知りの関係。それだけ繋がりの強い地域でした。
事件に遭うまでの市原さんは、夫婦と男の子2人・女の子1人という、3人の子どもがいる家庭で生活を送っていました。
圭司さんは次男として1980年11月2日に生まれました。市原さんは、その日のことを鮮明に覚えています。
(市原千代子さん)
「生まれてきてくれたのが夜9時少し前でしたから、私は深夜に産科病室に移されましたけど、2階の分娩室の隣の新生児室に寝かされていた圭司の泣き声が、一晩中その病院の中に響き渡っていました」
圭司さん【画像③】は幼い頃から「じっとしていることが嫌いな子で、いつも動き回ってるような子」でした。














