18歳で亡くなった次男「圭司は、二度と自分の口で語れません」
市原さんは、生徒たちに静かに語り始めます【画像②】。
(市原 千代子さん)
「私がお話をさせていただく時に、必ず持ってきているものがあるので、それをまず見ていただこうと思います」
「これがもう25年前になりますけれども、平成11年に18歳で亡くなりました、次男・圭司の写真 です」
千代子さんは、「圭司さんが集団暴行という暴力に遭って亡くなるまでは、皆さんのお母さんと同じ生活をしていただけだ」と語りかけます。
(市原 千代子さん)
「私は『犯罪被害者』と言われます。でも本当の犯罪被害にあったのは、(写真を見て)この次男の圭司だけだと思います」
「犯罪被害にあった辛さ、悲しさ、悔しさ、怒り、そのほかいろいろなものは、この圭司しか語れないと思います。でも圭司は二度と自分の口で語ることができません」














