目の下を真っ黒にして帰宅「楽しい高校生活を送っていた」と思っていたが...

【画像④】

圭司さんは、小学3年生からソフトテニスを始め、中学・高校でもテニス部に所属。友達が多く、人との関わりを大切にする子どもだったといいます。

ところが、高校に入ると、圭司さんの生活は変わっていきました。1年生の秋、目の下を真っ黒にして、友だちに連れられて帰宅したことがありました。

圭司さんは「学校の体育館で友だちとふざけてバスケットボールをしていて、ぶつかってこうなった」と母親の千代子さんに話しました。

しかしその後市原さんは、圭司さんの同級生から「あれは、学校の中で殴られていた」と教えられました。

(市原千代子さん)
「実は当時、圭司が通っていた高校には、複数のそういった問題があり、それは他のお母さんからも聞いていました」

「でも、私は圭司の身の上に、そういうことが起こってると思っていませんでした。私の目から見て、それなりに楽しい高校生活を送ってるように思いました」

しかし、事態はもっと深刻化していきます。