「いのちの叫び」里帰りプロジェクト始動!

参加者
「取れないですよ、全然取れない」

裏側に接着されたベニヤ板をはがしていくと、半世紀前に書かれた名前や落書きが見つかりました。

当時3年 藪井和夫さん
「あったぞ!あったぞ!これあんたのじゃ!」

当時1年 大野正喜さん
「ほんまじゃ、ありました」
Q.どうですか?今のお気持ちは?
「50年前の自分に出会ったようで」

参加者のうち当時制作した中学生は、16人。自分の作品が見つかるかどうか、ドキドキワクワクの作業です。
当時2年 堀川千影さん
「私もう自分のやつ見つけた。もっと上手だと思ったら、見てみたらすごい下手だった」
当時2年 中藪(山根)真澄さん
「私はまだ。イメージではあすこ、とか思ってるけど、多分全然違ってると思う」当時2年の女性ら
Q.何を彫ったかは覚えてないん?
「手を彫ったのは覚えとる気なんじゃけど」
「手はたくさんあるね…」

作品保護のため乾ききったレリーフの表面に、植物性オイルを塗ると、色合いが深みを増します。欠けたり割れたりしたものも、1つ1つ丁寧に補修されて、作品が蘇っていきました。

当時2年 中本敬章さん
「最初僕も全然ツテがなくて。同級生ともう何十年も会ってないから、どう連絡していいやらわからずで」
「やっぱりまぁホント皆さんの協力があってで、なんとかこの作品を残していこうという方向で皆さんが急に(結集した)」
「ちょっとタイムカプセル開けちゃった感がありますね」

結局、誰がどこを彫ったのか、判明したのは半数ほどでした。