「原爆の図」の前に出会うレリーフが「廃棄へ」
来館者は…
「全然古い感じしないですよね。やっぱり…上手だよね。思いを込めて、丁寧に作った、っていうのが一目で伝わってきますよね」
「ここに置かれている画はこれも含めて、たくさんの人が関わって形にされていて、それにうまく言えませんが、嘘がないというか」

ところが2025年、丸木美術館の大規模改修が始まることになり、このレリーフは、外壁と共に廃棄されることになりました。
原爆の図丸木美術館 岡村幸宣学芸員
「簡単に外せてまた付けられるっていうことであればまた違ったんでしょうけど、もう長い間雨風にさらされて、版木も反って割れてきたりしていて。まず、キレイに剥がすこと自体がかなり大変で」
美術館が長期休館に入ってすぐの10月、レリーフの撤去作業を行ったのは、中本敬章さんと妻の由佳里さんでした。














