むつ市脇野沢と外ヶ浜町蟹田を結ぶ「むつ湾フェリー」が導入する新しい船の建造費負担を巡り、むつ市議会では議員から県が全額負担するよう求める声が挙がりました。

青森県の第三セクター「むつ湾フェリー」では約22億円をかけて新たな船の建造を予定していて、県は、関係する13の市町村に持ち株比率に応じて負担金を求めていて、むつ市の負担額は9600万円としています。

13日の議会では議員から、県の提案を認めれば、赤字経営が続いた場合、さらなる負担を求められる懸念があるとして、県が全額負担すべきという声が相次ぎました。

※むつ市議会 冨岡幸夫議員
「県に対してはっきりものを言っておかないと将来に禍根を残す」

これに対して宮下市長は「頂いた複数の論点を担当課長会議で伺うのがスタート」と述べるにとどめました。
むつ市の担当者によりますと、12月19日に開かれる担当課長会議で県に全額負担を求めていきたいとする市の意向を伝える方針です。