高市総理「具体的なことに言及したいとは思わなかった」

そのときに私も具体的なことに言及したいとは思いませんでしたけれども、こと予算委員会でございます。ですから政府のこれまでの答弁をただもう一度、もう一度と繰り返すだけでは、場合によってはこれは予算委員会を止められてしまう可能性もあるということで、やはり国会議員は全国民の代表でございます。具体的な事例を挙げて聞かれましたので、その範囲で私は誠実にお答えをしたつもりでございます。

ただ、政府の見解というのを繰り返しますが、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、政府が全ての状況を総合して判断するということ、これも何度もお答えをしております。

もう台湾につきましては、これは非政府間の実務関係として維持をしているというものでございます。

そしてまた、サンフランシスコ平和条約で、我が国は台湾に関する全ての権利権限を放棄しておりますので、台湾の法的地位や認定をする立場にはございません。

あくまでもこれは聞かれたことに対して、言える範囲で答弁をさせていただきましたが、日本国政府の統一見解というものは、昨日閣議決定をさせていただきましたが、先ほど来、答弁をした通りでございます。それ以上でもそれ以下でもございません。

▼立憲・野田佳彦代表

公明党の斉藤代表の質問主意書に対して閣議決定をされた文章を読ませていただきました。私は答弁、そして今、基本的な政府見解を改めて確認をさせていただきましたけれども、それをですね、私はやっぱりこれからも繰り返し繰り返し繰り返し、総理を先頭に説明をしていかなければいけないだろうと思います。

そこから一線を超えることのないようにしていただきたいと。ちょっといま超えそうな感じがあったので心配になりましたけれども、それを超えることのないように繰り返し繰り返し、それは重層的に様々なレベルで説明をしていただきたいということを重ねて、これは要請をさせていただきたいというふうに思います。