日中関係悪化に「総理はどのような責任を感じるか?」

そのような中で私は、総理のご発言というのが、事前に政府内や自民党内で調整をした上での発言ではなかったと思うんです。

あるいは同盟国であるアメリカが台湾については曖昧戦略をずっととってきましたね。だとするならば、日本も曖昧戦略で同一保障でいくべきところを、日本だけ具体的に明らかに姿勢を明らかにしていくということは、これも国益を損なうことだと私は思いました。

独断専行だったのではないでしょうか?そのことによってこのように日中関係が悪化をしてしまったことについて、総理はどのような責任を感じていらっしゃるのか。まずはお答えをいただきたいというふうに思います。

▼高市早苗総理大臣

まず日中関係でございますけれども、首脳会談で確認をし合いました通り、戦略的互恵関係、これを包括的に構築をしていく。そしてまた、この安全、安定的で、また建設的な関係を構築していくということを確認しました。
そして、お互いに懸念や課題があった場合には、これはコミュニケーション。首脳同士のコミュニケーションを通じて解決をしていく。これを確認したわけでございます。

現在、私の高市内閣では、この方針を堅持いたしております。

そして日本は常に中国に対して、台湾に関しては、建設的そしてまたオープンでございます。ですから、今後、やはり対話を通じて、より包括的な良い関係を作っていく。そして国益を最大化する。これが私の責任だと感じております。

▼立憲・野田佳彦代表

総理の発言から端を発して、こうした状況が生まれたことについて、どのように責任を感じているかというお尋ねをさせていただきました。

いま残念なのは、質問をした人が批判にさらされている批判にさらされているということなんですね。これは筋違いの批判だと私は思ってるんですけれども、やはり発言者の責任は重たいと思っているんです。