熊本県阿蘇地方を震源として、25日夕方発生した最大震度5強の地震で、大分県竹田市では市道に土砂が流入し通行止めとなっていましたが、夕方解除されました。

25日午後6時1分頃、熊本県阿蘇地方を震源とする最大震度5強の地震がありました。地震の規模を示すマグニチュードは5.8で、この地震による津波はありませんでした。

県内では竹田市で震度5弱、大分市や日田市など7市2町で震度3を観測しました。

(地元の人)「激しい横揺れでびっくりしました」「店の中の商品棚が結構揺れて怖かったです」

竹田市は25日夜、災害警戒本部を立ち上げ、被害情報の収集にあたっていますが、これまでにけが人の情報は確認されていません。

一方、竹田市の道の駅すごうでは陳列棚の商品の一部が落下し瓶が割れるなどの被害がありました。

(道の駅すごう・平田泰浩駅長)「瓶ものだけ割れたので、拭いたりとか、片付けをしたところです。余震がなければよいと思う」

また、竹田市志土知で市道に土砂が流入し、およそ200メートルの区間で通行止めとなりましたが、午後5時解除されました。

大分地方気象台によりますと、25日の地震発生から26日の午後5時までに体に感じる地震が33回発生しています。気象庁は、この地域では過去に続けて地震が発生した事例があるとして、今後1週間は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけています。