注目のシード校は8校 抽選会は12月6日(土)に実施

 大会に参加する56校が決定した全国高校ラグビーフットボール大会。105回の記念大会で出場校が5校増えたため、2回戦から登場するシード校は8校。今回はAシード、Bシードといった区別はなく8校同列のシード校がシード委員会の選考をへて発表されました。組み合わせの上では、シード校それぞれが7校ずつの各ブロックに1校ずつ振り分けられるため、準々決勝まではシード校同士の対戦がない組み合わせとなります。

 注目のシード校は、春の選抜大会を中心に国体や関東大会、近畿大会といった公式戦を参考に選出。関東からは、春の選抜大会で優勝、神奈川大会(第1地区)でも盤石の強さを見せ、この全国大会の3連覇を狙う桐蔭学園。その選抜大会はベスト8、神奈川大会(第2地区)の決勝でも、安定した力を発揮した東海大相模。関東大会で桐蔭学園に圧勝した国学院栃木(栃木)の3校を選出。

 強豪ひしめく近畿からは、選抜大会ベスト8、サニックスワールドユース大会では大会連覇を達成した大阪桐蔭(大阪第3地区)。選抜大会で準優勝、京都大会では、京都工学院との死闘を制した京都成章(京都)、選抜大会ベスト4の御所実(奈良)の3校が選ばれました。

 九州からは、選抜大会ベスト4、国体でも準優勝した福岡の主力を担った東福岡(福岡第1地区)と選抜大会ベスト8、サニックスワールドユース大会準優勝の佐賀工(佐賀)の2校がシード校に選ばれています。

 一方で、昨年度のこの大会準優勝の東海大大阪仰星(大阪第1地区)、ベスト4の常翔学園(大阪第2地区)、東海王者の中部大春日丘(愛知第1地区)、大分東明(大分)といった実力校はノーシード。1回戦から有力校が登場する目の離せない大会となりました。

 105回の記念大会は12月6日(土)に行われる組み合わせ抽選会を経て、12月27日(土)に開幕。来年1月1日(木・祝)に行われる3回戦でベスト8が決定した後、再度抽選が行われて準々決勝の組み合わせ決まります。

 決勝戦は1月7日(水)、はたして105回目の栄冠に輝くのはどの学校か、若きラガーマンたちの熱い闘いに注目です。

【第105回全国高校ラグビーフットボール大会】
シード校(8校)

国学院栃木(栃木)
桐蔭学園(神奈川第1地区)
東海大相模(神奈川第2地区)
京都成章(京都)
大阪桐蔭(大阪第3地区)
御所実(奈良)
東福岡(福岡第1地区)
佐賀工(佐賀)