2023年~エディオンスタジアム・ラストイヤーの”命題”~
就任会見での「2年以内に上位で安定したパフォーマンスを」という言葉を早々に叶えたスキッベ監督。就任2年目はさらなる飛躍が期待される一方で、前年度優勝争いをしたチームが回に沈むことが頻繁にあるJ1リーグの厳しさは2度の降格を知るクラブは身をもって知っていた。
2023年、クラブの命題の1つは「翌年完成するサッカースタジアム元年をJ1で迎えること」でもあった。エディオンスタジアム(現ホットスタッフフィールド広島)のラストイヤーは開幕から12試合を消化し7勝3敗2分の3位につけた。
しかし勝点3差の首位神戸との戦いを前に、背番号11を新たに背負った満田が試合中のケガで戦線を離脱。復帰までの11戦でわずか2勝と苦しんだ。

スキッベ監督も「前線の選手が怪我などによってなかなかフィットできなかった…」と得点力不足を痛感し夏場に勝点を積み上げられなかったと回顧。それでも満田復帰後は12試合で8勝1敗3分と息を吹き返し、前年同様J1リーグで3位。翌年「J1」のステージで戦う権利を手にするだけではく、勝点は前年よりも多い「58」を積みあげた。
そして…ついに夢の器・新スタジアム元年を迎える。
<2023年成績>
・J1リーグ3位(勝点58)34試合17勝10敗7分42得点28失点
・ルヴァンカップ1次リーグ敗退/天皇杯3回戦敗退














