2024年~広島の夢=街中のサッカースタジアム~
森保一監督時代の3度のJ1優勝(2012・13・15年)で気運が高まり、度重なる候補地選定を経て、広島市中区基町に完成したエディオンピースウイング広島。平和公園や原爆ドームの延長線上に位置する街中のサッカースタジアムは広島県民、そして紫の戦士にとっても夢の舞台だった。

スキッベ監督が前年度の課題と語った「得点力不足」。34試合で42得点と前年度を10点下回った。その課題を解消するラストピースとして加入したのがFW大橋祐紀だった。
前年度、湘南で2桁ゴールを挙げた男は開幕戦でメモリアルな新スタジアム初ゴールを挙げるなど11ゴールをマークし期待に応える。
ただ7月にプレミアリーグへ移籍。スキッベ監督はACL2との過密日程に加え「夏に川村拓夢・大橋祐紀・野津田岳人の3選手を(海外移籍で)失ったこと」が大きかったと語った。
それでも多くのサポーターが背中を押す。エディオンピースウイング広島のチケットは争奪戦となりほぼ全試合で完売。リーグ戦の観客数は平均2万5609人と前年より9000人以上増え、アグレッシブなサッカーを展開しサポーターを魅了し続けた。2024年はタイトルこそ取れなかったが、総得点は”30”伸ばし”72”に。就任後最高順位の2位となりACLエリートの出場権を手にした。
<2024年成績>
・J1リーグ2位(勝点68)38試合19勝8敗11分72得点43失点
・ルヴァンカップベスト8/天皇杯ベスト8














