直近2試合勝利なし、大事な終盤戦で白星から遠ざかる鹿児島ユナイテッドFC。相馬監督の電撃退任も20日発表され揺れるなか、大逆転での自動昇格へ、23日ホーム最終戦に臨みます。
長いリーグ戦も残り2試合と終盤のJ3。ユナイテッドは、直近2試合勝利から遠ざかり自動昇格へ瀬戸際の状況です。
チームは現在、勝点65の3位。すでに、6位以内に与えられるプレーオフ進出は決まっているものの、目標である自動昇格ラインとの勝点差は6。
上位2チームに入るためには、連勝は絶対条件で、栃木Cか八戸、どちらかの2連敗も必要です。また、リーグ最多を誇る得点力もここ2試合は鳴りを潜めノーゴール、まさに正念場を迎えています。
(記者)「ホーム最終戦へ、チームを救うヒーローは現れるのでしょうか」
トレーニングでは、攻守に分かれ、ゴールに直結する部分を何度も反復した選手たち。
そんななか、ホーム最終戦での活躍に期待が高まるのが、前節、今シーズン初出場を果たした山崎倫選手。2月に右足首骨折の大けがをし、長いリハビリ期間を経てピッチに戻ってきました。
(山崎倫選手)「楽しかったというのが1番。色んな選手やこれまで支えてくれた人たちの押し出しがあったので、すんなりピッチには入れた」
テクニックをいかしたドリブルが持ち味の山崎選手。白波のピッチは小学生の時に全国大会で日本一に輝いた場所でもあり、ホーム戦初出場へ意欲を見せています。
(山崎倫選手)「(白波スタジアムに)立つとしたら、小学6年生ぶりだと思うので、すごく感慨深い。結果にこだわってやっていきたいし、チームも勝てていないので、勝って勢いに乗りたい」
多くのサポーターの来場が予想される今シーズンのホーム最終戦。3試合ぶりの白星でその先の戦いへと繋げられるか、23日琉球と対戦します。
(山口卓己選手)「ホームは特別な試合。苦しい時もどんな時も声援を届けてくれて、力になっている。期待に応えられるよう、100%の力を出し切りたい」
(今季限りで退任 相馬直樹監督)「たくさん白波スタジアムでエネルギーをもらえると思っていますし、自分たちから仕掛ける試合にしたい」
次の試合は23日、午後1時から16位の琉球と対戦します。ホーム最終戦ということでセレモニーも予定されています。














