人口減少や少子高齢化が進む中、鹿児島市は、日常生活に必要な施設をまとめた「コンパクトなまちづくり」を進めています。計画策定から8年。市が進ちょく状況を明らかにしました。

鹿児島市ではこれまで郊外への住宅開発が進んだ一方、人口減少や少子高齢化で街の空洞化が進むなど新たな課題に直面しています。

このため、市は、マンションやアパートはスーパーや医療機関など街の機能が集まる主要道路沿いに建設することを促すなど、街の拡大ではなく、「コンパクトなまちづくり」を目指しています。

計画策定から8年経ち、きょう18日は街づくりの専門家らによる有識者会議が開かれ、市の担当者が「コンパクトなまちづくり」の進ちょく状況を説明しました。

それによりますと、吉田、松元、郡山など郊外5か所で、この8年間で、主要道路の指定区域に建築されたアパートやマンションの割合は、99%に上ったということです。

(かごしまコンパクトなまちづくりプラン推進協議会 北﨑浩嗣 会長)「100%は難しいとは思うが、なんとかうまく推進している」

鹿児島市では今後も、コンパクトなまちづくりに向けた取り組みを進めていく方針です。