鹿児島の菓子文化の発展を祈願する「かるかん奉納祭」が、鹿児島市で行われました。

かるかんは自然薯などを使った鹿児島を代表する和菓子で、原料となる米粉や白砂糖は、島津斉彬の集成館事業によって改良・製造されたと伝えられています。

原料となる自然薯が旬を迎える10月から11月に合わせ、鹿児島市の仙巌園に隣接する鶴嶺神社で毎年、鹿児島の菓子文化の発展を願い、「かるかん奉納祭」が行われています。

18日は県内の菓子製造会社から18人が出席して、あさ作ったかるかんなどが奉納されました。

そして隣接する仙巌園に移動し、来園者にでき立てのかるかんを振舞いました。

(観光客)「うまい。いい甘さですね」「もちもち。おいしいです」

(県菓子工業組合・岩田英明 理事長)「自然薯の風味、そしてお米の感触含めて、かるかんを楽しんでもらいたい」