強迫性障害は、不安から強迫観念が頭から離れず、それを振り払おうとする行為を繰り返してしまう病気です。

明確な原因は分かっていませんが、ストレスや脳の機能異常などが要因に挙げられ、100人に1人から4人は一生のうちに一度は経験するとも言われています。

つくしさんは、19歳のときに症状が始まり、ドアの鍵を何度も確認したり、汚れへの恐怖から何十分も手洗いを繰り返したりしたほか、不吉な数字へのこだわりや自分が決めた手順でないと納得できなくなりました。

(つくしゆかさん)「(鍵が)掛かっている分かっているけど、何回も(確認)してカメラで写真を撮って。水道とかガスとか。トータル2時間、ひどいときは3時間、4時間掛かるときもあった。会社に着いたころには、全エネルギーを使い切ってしまってヘトヘトで」