「身体拘束は、冷静に考えないといけない側面」

今回の逮捕について兵庫県警は、政治活動の自由は最大限に尊重されるべきだと認識しているとした一方で、逃亡・証拠隠滅を懸念して逮捕に至ったということです。また、捜査関係者によると、立花容疑者が10月末にドバイに渡航していたことを把握しているということです。

立花容疑者が党首を務めるNHK党の浜田聡氏はXで、(弁護士の言葉を引用して)「これだけ任意出頭してきた被疑者を逮捕する必要があるのか?」と投げかけています。

これについて川崎弁護士は「身体拘束をしていいかどうかは、冷静に考えないといけない側面はある」と指摘します。

「身体拘束する時に重要なのは、逃亡や証拠隠滅のおそれがあるかどうか。任意出頭を繰り返している被疑者は基本的には捜査に協力しているので、そのような中で逮捕する必要があったのか。ドバイへの出国も、こっそりと何か準備をしているといった事情があったなら別ですが、出国すること自体は自由なので、それが果たして逃亡と具体的に言えるのかどうか、この辺りは弁護士の目線で言うと微妙」