「東日本大震災」で復活に立ち上がる

代表の庄子隆弘さん(51)は震災前若林区荒浜で暮らしていました。

荒浜磯獅子踊を再生する会・庄子隆弘代表
「荒浜っていう場所は今は人が住むことができない住民がいない地域になっているので、元住民以外の方々にも興味をもってもらって参加してもらっている。本当に驚き、うれしい驚き」


「ここがもともと私の家があった場所で今図書館をやっている。今は一軒しかないけど周りが住宅地で800世帯ありました」

震災当時、東北学院大学泉キャンパスの図書館で働いていた庄子さん。

約2200人が暮らしていた荒浜は人が住むことができない災害危険区域に。

それでも故郷への思いを断ち切ることはできませんでした。

庄子さん
「自分にできることやこの地域のことを考えられる場所が作れればということで」

2014年、自宅跡地に荒浜の暮らしや文化を語り合う「海辺の図書館」を開設。

改めて地域の歴史を学ぼうと文献を集めていたところ、ある資料と出会いました。