東日本大震災で津波被害を受けた仙台市若林区の荒浜地区に約100年前に途絶えた「荒浜磯獅子踊(いそししおどり)」と呼ばれる郷土芸能があります。

いったいどのような踊りなのか、郷土芸能の復活に挑む人たちを追いました。

10月、仙台市若林区の市民センターで郷土芸能の練習に取り組む人たちがいました。

「荒浜磯獅子踊を再生する会」のメンバーたちです。

復活に挑むのは、荒浜地区でかつて伝承され約100年前に踊ったのを最後に途絶えたと伝わる謎多き郷土芸能です。

踊り方はもちろん、立ち位置もまだ詳しくわかっていません。

30代から80代までの15人が活動しています。

荒浜磯獅子を再生する会メンバー 東京出身の女性
「楽しいです。体を動かす楽しさと荒浜に関われるうれしさと両方あります」

泉区出身の男性
「リズム感が悪いのでそこだけ大きく外さないようにしたいと思います」

途絶えた理由さえわからないという郷土芸能の復活に取り組もうとしたきっかけは東日本大震災でした。