支援した県議にも“飛び火” 地元メディアも異例の対応
村井氏を支援した県議も誹謗中傷を受けた。自民党会派所属の村上智行県議。

自民党・県民会議 村上智行 県議
「村井さんの支持を拡大する投稿をすると、すぐに様々な誹謗中傷のコメントが雨あられと押し寄せてきた」
村上県議が、SNSで村井氏への支援を呼びかけると――
SNSに投稿されたコメント
「移民にコイツの家族を襲撃させたらいい。多分やっすい金で簡単にやってくれるよ」
こうした悪質なコメントが相次いだ。村上県議は警察に被害を相談し、発信者情報の開示請求の準備も進めている。
かつてない選挙戦に地元メディアは異例の対応を取った。地元紙の河北新報は、選挙戦の途中からファクトチェックを始め、ウェブに無料で掲載した。

河北新報 選挙担当 瀬川元章 デスク
「(選挙戦)中盤ぐらいになってから、SNS上で真偽不明の情報が凄い流れるようになって。やっぱりこれって変だよね、というのを現場は強く感じて」
「メガソーラー大歓迎」は誤った情報だとした。村井氏が会見で、「間違いなく環境破壊に繋がり、個人的には大反対」と述べていたことなどを紹介した。
土葬墓地については、「県が検討したものの、今年9月に白紙撤回した」など、これまでの経緯を詳しい記事にした。

河北新報 選挙担当 瀬川元章 デスク
「ファクトチェックというよりもフェイクチェックに近い。知事がメガソーラーずっと反対と明言しているのに、何故そんなことが話題になるのかなと」
――県政を取材する立場からすると、このメガソーラーは本来争点にもならない?
河北新報 選挙担当 瀬川元章 デスク
「何で出てきたんだろうというのが正直なところ」

河北新報 編集局編集部 大泉大介 部長
「候補者の主張・訴えにフォーカスするよりも、むしろその人たちが言ってないことが拡散されるとなると、有権者の判断は歪むというか、民意が歪められてしまう。そのリスクをどうやって回避するかとなった場合、我々が白黒判断付けるという意味ではなく、主張としてはこういうことですよ、事実はこうですよというのを提示して、有権者の方々に判断いただくと」














