宮崎県沖の日向灘で今月16日から機雷を使った日米共同訓練が行われることになりました。
防衛省によりますと、日向灘での日米共同訓練は今月16日から26日までで、海上自衛隊からおよそ1000人、アメリカ海軍からおよそ50人が参加します。
海上自衛隊の掃海母艦や艦艇あわせて17隻、アメリカ海軍の掃海ヘリコプター2機が訓練する予定です。
訓練海域は宮崎県の日南市沖で、訓練用の機雷を海に設置し、掃海艇や掃海ヘリコプターで捜索・処分する手順を確認するということです。
護衛艦から無人潜水機や無人水上艇を遠隔操作し、機雷を捜索・処分する試験も行われます。
鹿児島県の志布志港と宮崎県の油津港などが訓練の拠点となり、今月12日以降、掃海母艦などが順次入港する予定です。
アメリカ海軍の滞在先などについて、防衛省は「米軍の運用に関わるため、回答できない」としています。
鹿児島県は齋藤聡海上幕僚長と伊藤和己九州防衛局長に対し、事件・事故やトラブルの防止に万全を期すことや、発生した場合は速やかに報告するようアメリカ軍に働きかけることなどを文書で要請したということです。
日向灘での日米共同訓練は、去年11月にも予定されていましたが、福岡県沖で起きた海上自衛隊の掃海艇「うくしま」の沈没事故で中止となりました。














