地方創生「東京からものを取り上げて地方にばら撒くこと考えてはいません」
――石破さんはやっぱり地方創生。過疎化少子化になり、なんぼ言うても若者が都会に出てくるんです。地方の将来をどう思われていますか。
石破茂前総理 :地方からどんどん都会に人が出ていくわけです。地方を維持することがもう不可能になりつつあるわけで、だけども特に東京はいつ首都直下型地震があるかわかりません、そういうときにいろんなものが集中している東京が本当にこのままで大丈夫ですかってことがあるわけです。東京をもっと安全にしていかなければならない。東京をもっと住みやすいまちにしていかなければいけないということと、地方が元気になっていくってことは両立する話なんです。
地方の農業漁業林業、中小企業サービス業、今まで東京にどんどん人が出ていくだけで、活かしきれてなかった地方の潜在力を最大限に引き出すってことはできるんです。今までやってこなかっただけの話。地方創生ということと、東京をもっとコンフォータブルで安全な街にする。それを両立させるのが国家じゃないですか。地方創生ってそのためにやってきたんでね。
だから、東京からいろんなものを取り上げて、地方にばら撒くなんてことを考えてはいません。東京も地方もどちらもメリットがないと政策の名に値しないんだよね。














