日米関係の今後 石破前総理はどう見た
――外交に関して、石破政権ではトランプ関税が大きな大きなテーマになりました。赤沢大臣も何度もアメリカに足を運び、関税15%に収めました。続く高市政権では日米首脳会談が行われました。日米関係の今後にどんなことを期待、どんなことを懸念されていますでしょうか。
石破茂前総理 :同じ自民党中心の政権だから。がらっとかわるわけがないんです。赤沢大臣が一生懸命努力をしてきた関税対策で、日本はアメリカに世界最大の投資をして、世界最大の雇用を生み出してるわけだから、これがなくなっちゃったらどうにもなんないじゃないですか。アメリカに対しては関税よりも投資ですよということをずっと言ってきたし、トランプさんもそれを理解して15%に収まってるわけです。日米の協力によってより良い製品を世界中に売っていくっていうね。日米ともに利益をえる形でそれを目指していくことは、高市さんになっても変わるとは思ってないし、変わったとすればそれはいかんことだと思いますが、今見る限り、それは変わらないと思っている。
ただ、日本とアメリカは違う国なんで、安全保障において、本当に日本はいかなる役割を果たすのか、アメリカはいかなる役割を果たすのか。同盟国だけど一つの国じゃないんで、お互いが果たすべき役割っていうのはきちんと述べていかないと、国益にはならないです。














