初めて人間ではないもの(ミャクミャク)に感謝状を渡した
石破茂前総理 :いいじゃない、うまくいけば。私はそう思うんだね。本当にみんな一生懸命頑張りました。ミャクミャクも首相官邸の玄関にドーンと置いてね。最初は喋らなかったのよ。何とか喋れるようにするぜって、日本語喋るようになって、そのうち英語喋るようになって、フランス語喋れねーか、みたいなことになって。万博が終わってミャクミャクがいなくなると、こんなに寂しいのかって。最初私、ミャクミャク見たときになんだこりゃと思ったんだ、正直言って不思議な感じがしたんですけど、うちには娘2人いるんですけど「ミャクちゃんかわいいー」と言って、娘の子供にいたっては毎晩ミャクミャクを抱いて寝てるんですよ。やっぱりこれはみんなに愛されるキャラクターなんだって思いましたね。
万博の期間中は90か国の大統領とか首相と会談したんですけど、必ずミャクミャク置いといたんです。で、帰りがけに「これは、おたくの国に行く初のミャクミャクです」なんて渡したら、みんなめちゃくちゃ喜んでました。万博の成功はミャクミャクなくしてはあり得なかったんですね。だから感謝状を渡しました。キャラクターに感謝状なんか渡したことありませんので、これは法律的にできるんか、みたいなこともあって、初めて人間ではないものに対して感謝状を渡したりして、本当にミャクミャクとともに頑張った万博っていうイメージでした。














