万博「やればできるんだ、っていう日本に変わる契機になるかも」

――我々は関西の放送局ですが、万博はものすごい盛り上がりでした、振り返って石破さんはどんな思いでいますか。

石破茂前総理 :始まる前はどうせ失敗するんだとか、赤字が出たらどうすんだとか、誰が負担するんだ、みたいな話ですごいしんどかったですよ。何が何でも成功させたいと思いました。経産省を中心として、本当に政府は総力を挙げましたね。大阪府・大阪市にも民間の方々にもすんごい協力もしてもらったし、3日前くらいに政府で万博に携わった人たちの「ご苦労さん会」をやったんです。若い人が多かったけど、みんな辛かったけど楽しかったって言ってましたね。すごい達成感はあってね、ひょっとしたら日本が、みんなが悪口を言ってつまらないことばかり考えている日本から、やっぱりやればできるんだっていう日本に変わる。そういう契機になるかもしれないなと思って嬉しかったです。

――万博っていうと、維新とか、吉村知事の功績で、政府の功績がちょっとマイナスにされてるような感じや、何か納得いかない点はありませんか。