1950年4月7日、スガモプリズン最後の処刑で命を奪われた藤中松雄は、二人の幼い息子たちへ遺書を残した。「父は何故死んでいかねばならないか。そうした結果をもたらした原因はいまいましい戦争なのです」海軍一等…