「宗教が政治に介入しようとした」特別検察の狙い
かつて朴槿恵元大統領の弾劾につながる事件の捜査チームの一員だったホン・ジョンソク弁護士は、特別検察は教団が利益と影響力拡大のために政界工作をしたことを捜査していると指摘する。

ホン・ジョンソク弁護士
「政治資金法と請託禁止法の嫌疑で宗教が政治に介入しようとしたという点が起訴状で最も重要な点だ。(中略)もし日本からの資金が韓国の犯罪行為に関係したとすれば韓国の捜査機関から日本への捜査依頼をすることや共同捜査の要請をする可能性も…」
教団が長年の計画である日韓海底トンネルにかかる莫大な資金を国から引き出すために政界工作を重ねたことなども調査対象だという。さらに現地メディアの報じるところによれば保守系『国民の力』の党員名簿に11万人以上の教団信者の名があったことも判明。息のかかった議員を党代表に押し上げるために信者を入党させたことにも捜査が及ぶ見通しだ。
教団の問題に長年取り組むタク・ジイル教授は言う…。

釜山長神大学校 タク・ジイル教授
「旧統一教会の本質は宗教を基盤とした事業体だ。政界工作を通じて金銭的・政治的影響力を拡大しようと考えている。教団の違法な政界ロビーは彼らにとっては慣行であり、偶発的事件ではなく歴史的に確実に進められてきた長い習慣なのだ…」

















