学童疎開船・対馬丸の犠牲者を悼む慰霊祭が奄美大島で行われるのを前に1日、参加者らが結団式を行いました。
今月8日、奄美大島の宇検村で行われる慰霊祭に参加するのは、対馬丸記念会の関係者や遺族ら約50人です。
対馬丸は鹿児島県トカラ列島の悪石島で米軍の潜水艦に撃沈され、学童ら1484人が犠牲となり、その後わずかな生存者と多くの犠牲者が奄美大島に流れ着きました。
慰霊碑のある宇検村との交流を通して、事故直後からかん口令を敷かれた奄美大島の人々への記憶の継承も慰霊祭の目的のひとつです。
▼当時13歳の兄を亡くした瑞慶山良和さん
「兄貴に、先祖のお墓とか土地建物、僕が立派に管理してますから、天国から見守ってくださいと」
▼対馬丸記念会 高良政勝会長
「これが最後という人が大部分だと思うんですね。そういう意味では非常に、この機会を大切にしたいという思いがあります」
参加者の一部は、対馬丸が撃沈された悪石島の沖合でも洋上慰霊を行う予定です。














