両チームは今季のJ1で2度対戦し2引き分け。3月16日の第6節は1−1。9月23日の第31節でも0-0のスコアレスドローに終わった。

今季3度目の対戦となったルヴァンカップ決勝。広島がインターセプトからボールを奪いシュートを打てば、柏も縦パスからチャンスを作り相手ゴールに迫るなど、前半序盤から好守が目まぐるしく入れ替わる激しい試合が続いた。

13分には、柏が自陣からのカウンターで右サイドを攻め上がり、中央へパス。受けた瀬川祐輔(31)がペナルティエリア手前から強烈なシュートを放つが、広島のGK大迫敬介(26)にセーブされる。

25分、広島は相手陣内で中野就斗(25)のロングスローを荒木がヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らし広島が1点を先制する。38分にはセットプレーから東がフリーキックを直接決めて2点目を奪うと、アディショナルタイムにも再びロングスローから佐々木翔(36)が頭で後ろにそらした所に、ゴール前フリーのジャーメインが左足を振り抜き3点目。広島が3点をリードして折り返した。