判決言い渡し後「この子のためにできることがあればしてほしい」裁判官が36歳の女に説諭

福岡地裁の証言台

さらに、
・前科等のない36歳の女が事実関係は認めた上、女児に謝りたいと思っており、弔っていきたい旨を述べたこと、
・女の母が女を実家に連れ帰って監督し、二度と同じようなことはさせないと証言するとともに、女の父も同旨の嘆願書を提出したこと
を考慮して
36歳の女に懲役1年6か月 執行猶予4年の判決を言い渡した。
(検察側の求刑:懲役1年6か月)

判決言い渡しの後、大島泰史裁判官は「お仏壇に手を合わせることや、お腹の中にいた時のことを思い出すなど、この子のためにできることがあればしてほしい」と36歳の女に説諭。
証言台に座っていた女はまっすぐ前を向き、裁判官の話を聞いていた。

この判決は
同棲相手ではない男性との子供を妊娠出産後に死亡した赤ちゃんをゴミ袋に入れて隠匿・放置した36歳の女①【判決詳報】

「出産直後の肉体的・心理的な負担を考慮しても・・・」出産後に死亡した赤ちゃんをゴミ袋に入れて隠匿・放置した36歳の女②【判決詳報】
2部に分けて掲載しています。