中学生の約10%…どんな病気?

どのような病気なのか。心療内科が専門の鹿児島大学の網谷真理恵准教授に聞きました。

(鹿児島大学地域医療学分野 網谷真理恵准教授)「非常に増えていると感じる。今、中学生の約10%が起立性調節障害といわれている。中でも重症例が1%ほどあって日常生活にかなり影響して登校状態にも影響を及ぼしてしまう」

起立性調節障害の原因は自律神経のバランスの崩れです。

人は寝ている状態から立ち上がった時に、重力によって下半身に血液が溜まります。健康な人の場合、自律神経の働きによって脳への血流を維持しますが、この病気では下半身に血液が溜まり、だるさやめまい、頭痛などの様々な症状が現れます。